サドル調整②品川区西大井のギター教室|品川ギター教室
今日は何事もなかったので、日課になりつつあるリペアのウンチクを書かせてください。
3弦とか6弦のハイポジションは何故音程が高くなるのか?
それは太くて硬い弦ほどナットとサドルで固定してある両端が振動しておらず、弦を弾いた時、実際機能している弦長が短いからだと思われます。
そこで写真のようにサドルの3弦、6弦、5弦が乗っかる所を削り、弦がリリースされるポイントを中央かブリッジ寄りにして弦長を1mmばかり伸ばしてみます。
すると・・・ぴったり合うじゃないですか!
3弦12フレットのソの音も6弦12フレットのミの音もジャスト1オクターブ上です。
素晴らしい・・・これは大変なメソードを発見してしまったか?
しかし・・・3弦のローポジションを弾いてみると。
・・・若干低い。
なるほど、そういうオチですか。
これを解決するにはどうやらナット側を細工して3弦のみ逆に弦長を縮めないといけないようです。
サドルの破片でもくっ付けるか?
あくなき追求は続く・・・待て!次号